奥の細道 黒羽・芭蕉公園
大雄寺から芭蕉の広場の間
出立の地千住での初句行春や鳥啼き魚の目は泪の句碑
横に満開のアジサイ
黒羽の館代浄法寺なにがしの家(桃雪)を訪ねる
山も庭もうごき入るや夏座敷
秋鴉主人の屋敷に来て見ると裏山も庭もみな青々としてまるで、この座敷に溢れ込んでくるような感じがする。佳景に対す賛美の句。
鶴鳴や其声に芭蕉やれぬべし
この絵の中の鶴は滅多には鳴かないだろうが、もし一度鶴の一声を発したならこの芭蕉の葉はすっかり破れてしまうであろう。
田や麦や中にも夏のほとゝぎす
緑の田と黄ばんだ麦畑が目に入る景色の中で、ホトトギスの声が夏の気配を彩っている
浄法寺桃雪邸跡にある句碑
雨はれて栗の花咲跡見かな 桃雪
いづれの草に啼おつる蝉 等躬
夕食くう賤が外面に月出て 翁
秋来にけりと布たぐる也 曾良