basyo’s diary

芭蕉の句碑を訪ねて

奥の細道 黒羽2・芦野・雲巌寺

 

黒羽2 修験光明寺の跡

夏山に足駄を拝む首途哉

光明寺には役の行者のものと伝えられる下駄が安置されている。その下駄を拝むことで遥かな奥州への旅の無事をも祈っている。

修験光明寺の跡は句碑「夏山に足駄を拝む首途かな」だけが残る。

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修験光明寺跡への道標

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道標を進むと直ぐに説明がありこれを左に行くと句碑がある

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夏山に・・・の句碑

芦野 遊行柳

遊行柳は、奥州街道の宿駅として栄えた那須町芦野にある。室町時代時宗19代尊酷上人がこの地を訪れた際、柳の精の老翁を念仏で成仏させたという宗教上の伝説発祥の地。

田一枚植えて立ち去る柳かな

早乙女たちは一枚の田んぼを植え終え田を立ち去ったので芭蕉一行もこの場を立ち去った。

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遊行柳入口

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田一枚・・・の句碑

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遊行柳幹

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遊行柳全体

雲巌寺

八溝山地のふところ深く、清らかな渓流に沿う境地に雲巌寺がある。

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雲巌寺


 木啄も庵はやぶらず夏木立

夏木立の中に静かな庵が建っている。さすがの啄木鳥も、この静けさを破りたくないと考えてか、この庵だけはつつかないようだ。

 

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木啄も・・・の句碑